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俺は一階にある保健室にむかってが走った。
まわりの生徒なんて知るか!
俺はまわりの視線を気にせず一階に降りて保健室のドア勢いよく開けた。
「どうしたの!?」
保健の先生が驚きな顔をむける。
「せっ…先生…この子が…屋上で急に倒れたんだ。」
俺は息切れする自分の喉を無視するかのように…必死で
「とっ…とりあえず救急車をよんでくるから!貴方はその子をお願い」
「わかりました!」
そのまま保健室から慌ただしく出ていく先生
俺はとりあえず音咲を保健室のベットにそっと寝かせた。
なんで俺は何故こいつを助けたんだろか?
無我夢中だったのかもしれない…いや…ちがう…俺は多分こいつの涙の訳が知りたかったんだ。 そうだ!きっと。
モヤモヤとする感情をはね除けて俺は自分で勝手に解釈した。
そうおもった俺は音咲の横たわる反対方向のベットに座ろうとした。その時、急に俺の腕が握りしめてられた。
「えっ?」
「…鳳さん…」
俺の耳に響く透き通る声…そう音咲だ。それも俺の腕を握りながら。
「…恐い」
音咲は…涙声になりながらそう言う。なにかに怯えているように…。
知り合って一日…一番友達に慣れないとおもっていた奴の意外な言葉に…俺はただその場で固まることしかできなかった。
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