君…酷くね?

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俺は自分の席に座り横を見た。そこには静かに本を読みながら冷静な女性。 俺は顔をそらしてこう呟いた 「…つまんねぇ奴」 ただよ小さく呟いた。隣のこいつに聞こえないように。 ふと自己紹介の順番は隣のこいつの番に近づいていた。 「はーいじゃあ次~」 静かに呟く担任。するとガタッと音をたてて立ち上がる隣の奴。 「…音咲奏「オトザキカナデ」です」 そう呟き静かにすわる音咲…こいつの名前を聞いた瞬間、いや声を聞いた瞬間こいつにぴったりな名前だとおもってしまうおれがいた。 しかしクラスからはあまりいい印象はもらえない自己紹介のように俺はおもえた、
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