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「…臨也さん」
「なぁに?正臣くん」
臨也さんと俺は肉体的関係をもっている
好きでこんなことやってるんじゃない
「…相談があるんです」
臨也さんには
全てを打ち明ける
嘘などついても直ぐにバレるから
「…それで正臣くんは帝人くんと離れたいの?」
今、だけ
離れたいんだ
今だけ…
「…はい。…」
大好きな帝人
小さい時からずっと一緒だった
中学になって
東京に住みはじめて
帝人と離ればなれになったけど
メールとかチャットとかで話したりした
─…
「…まだ首のところ痕ついてるね」
“そんなに強く付けちゃったかな?”
…また、やってしまった。
臨也さんとまたやってしまった
もうしないって自分に誓ったのに
臨也さんをみたらどうしても
─…やってしまう
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