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入学式も無事(?)終わり、各自自分のクラスに向かう。
「ともき!一緒に行こうぜ!」
「おう!」
早速俺は、仲良くなったともきと教室へ向かう事にした。
「とーもきー!」
後ろから声が聞こえる。
「おい、お前呼ばれてるぞ?‥俺は先に馬鹿とその連れ二人と教室行ってるわ」
「いや、あれはその馬鹿だろ?俺ぢゃなくてお前の事だよ」
「あぁ!俺ら二人共ともきだったな(笑)」
俺はすっかりお互いともきだということを忘れていた。
「ちょっと‥この私を置いていくとは良い度胸だな!」
あ~ちゃんが俺の顔を覗きこみながら、文句をいってくる。
「お前の方が良い度胸だわ!」
「本当~」
のっちとかしゆかが後から続いてきた。
「まぁ良い、その隣は?」
「‥あ、紹介しなきゃだな。こいつは本田智輝。俺と同じともきなんだぜ?」
「よろしくな!お馬鹿三人組!」
「「一緒にするな!」」
のっちとかしゆかが声を揃えて答える。
「本当ぢゃ本当ぢゃ!」
いや、あ~ちゃん、君はごもっともだ。
「でも、ともき二人だとややこしいのう‥あ!あんたは今日からゆうき!」
おいおい、勝手に人の名前を変えるな。
「なんでゆうきなんだ?」
「漢字で書くとゆうきって読めるぢゃん!」
あぁ‥納得。
「ぢゃぁゆうきって呼ぶな!」
「私もゆうきさんって‥」
「いいよかしゆか、ゆうきで」
「ありがとう、ゆうき!」
「それでよし。」
うーん。名前以外で呼ばれるのも悪くないな。
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