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そんな会話をしていると、あ~ちゃんに駆け寄る女の子がいた。
「あ‥あ~、ちゃん。一緒に教室に行っていい‥かな?」
かすれて消えてしまいそうな声で、女の子があ~ちゃんに話しかける。
「おぉ!春香ぢゃん!もちろんだとも~」
「あ‥ありがとう。」
それにしてもこの女の子、背がとても小さい。
「みんなに紹介する!この子は根岸春香、春香だよ!」
「「よろしく!」」
みんなが声を揃えて言うと、女の子‥春香は照れながらニコッと笑った。
「それにしても春香は小さいのぅ~」
あ、あ~ちゃん!それは思うだけにして、口にしてはダメだろ!
「あ、あの‥そうなの、でもこの身長、嫌いぢゃないの。」
「ぢゃあさ!春香は今日からこはるね!」
あだ名を付けるのが好きなのか、あ~ちゃんは春香にあだ名を付けた。
「こはるって可愛いな‥。」
「のっち嫉妬?(笑)のっちってあだ名も充分可愛いよ」
「そ‥そお?」
のっちもかしゆかに言われ、照れている。
「ぢゃぁ、こはるも入れて六人、一緒に行こうぜ」
「らじゃー」「はーい」「おう」
こうして俺達は六人で教室へ向かうことにした。
今日一日で五人も友達ができるなんて、俺はついてるな。
そんなこんなを考えながら、俺達は教室へ向かった。
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