新たに

3/7
前へ
/24ページ
次へ
そんな会話をしていると、あ~ちゃんに駆け寄る女の子がいた。 「あ‥あ~、ちゃん。一緒に教室に行っていい‥かな?」 かすれて消えてしまいそうな声で、女の子があ~ちゃんに話しかける。 「おぉ!春香ぢゃん!もちろんだとも~」 「あ‥ありがとう。」 それにしてもこの女の子、背がとても小さい。 「みんなに紹介する!この子は根岸春香、春香だよ!」 「「よろしく!」」 みんなが声を揃えて言うと、女の子‥春香は照れながらニコッと笑った。 「それにしても春香は小さいのぅ~」 あ、あ~ちゃん!それは思うだけにして、口にしてはダメだろ! 「あ、あの‥そうなの、でもこの身長、嫌いぢゃないの。」 「ぢゃあさ!春香は今日からこはるね!」 あだ名を付けるのが好きなのか、あ~ちゃんは春香にあだ名を付けた。 「こはるって可愛いな‥。」 「のっち嫉妬?(笑)のっちってあだ名も充分可愛いよ」 「そ‥そお?」 のっちもかしゆかに言われ、照れている。 「ぢゃぁ、こはるも入れて六人、一緒に行こうぜ」 「らじゃー」「はーい」「おう」 こうして俺達は六人で教室へ向かうことにした。 今日一日で五人も友達ができるなんて、俺はついてるな。 そんなこんなを考えながら、俺達は教室へ向かった。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加