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「なぜか!といいますと~」 「いいますと…?」 クラスみんながこちらを向いている。 「担任の先生だからなのです~」 ・ ・ ・ 「は?」 「ひ?」 「ふ?」 「へ?」 「ほ?」 俺がは?というと、クラスのみんなが続けて言ってきた。 10秒では短いだろうか、時間が立ったとき、あ~ちゃんが切り出した。 「担任だ…と?」 あ~ちゃんの顔がやたらゴツく見え、冷や汗が見えた。 「ほら!名簿に…出欠確認用紙!これでもだめなら…ガサゴソ」 なにやら斜めにかけていたショルダーバッグから何か取り出すようだ。 「じゃーん!教員免許!(つか毎回新しいクラス持つとみせてるな。そんなに私が幼く見えるか?)」 あれ?いま何か心の叫びが聞こえたような…気のせいか。 「自分でいうのもなんだけど、先生は良く子供…で済めばいいですが、幼女に間違えられるのです」 どうやらこの人、俺達一組の 担任の先生 のようだ。 個性的な人多すぎないか? これから一年、このクラスでやっていけるだろうか。
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