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~♪♪
それから毎日、電話がなり始めた。
彼に会っていない時間を見計らっているように、都合よく電話は鳴る。
電話に出ると、ヨシノリは優しい声で甘ったるい言葉を発する。
以前の私はそれを嬉しがっていたが、今は気持ち悪いとしか言いようがない。
彼に相談しようとしたけれど、彼を困らせてはいけないと思う私は、だんだん彼に嘘を重ねる。
彼は、私を心配してくれる。
私は、もうなんともないから大丈夫と笑顔で言う。
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