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南条は首を傾げた。
その後は定時までの時間はウキウキだった。
二人は五街道町ある、いざかや「ドンパン」にいった。
まだ時間が早く、客は南条ら二人だけであった。
「こんなに早く上がって大丈夫かい、南さん」
佐山は出されたおしぼりで顔を拭いた。
「大丈夫だよ。
課長には伝えて来たからね・・・なんで?」
「だって、今、ヨスオ君て子が、行方不明で捜査中なんじゃなかったか」
「おお、そうなんだよ。
昨日、婆さん家へ行くって家を出たっきり、行方が解らなくなったそうで、事故または事件に巻き込まれたかで、非公開で捜査してるよ」
「誘拐の可能性だってあるしな」
「そうそう。
だから今んトコ、非公開捜査ね」
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