1章、恋の歯車

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次の日の朝、海人はいつもの時間より20分速く、学園に来た。 そう、手紙を渡すためである。 「まだなのかなぁ?」と、心配していたその時だった。 「あのぉ~、渚 海人さんですか?」 と、少女が後ろから声をかけてきた。 海人は、 「そうですけど、、」 と、返した。 その瞬間、海人は察した。 この少女が、あの虎崎さんだと。 海人は、確認をした。 「あなたは、虎崎さんでよろしいのでしょうか?」と。 少女は何も言わず、うなずいた。 「昨日は、手紙ありがとう。これは、僕の返事です」と言い、海人は、昨日書いた手紙を渡した。 それを受け取った虎崎は、どこかへ走り去ってしまった。 時間が流れ、放課後になった。
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