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明日から行くよ。
窓の外から小鳥達の囀りが聞こえる。
今日から新学期だった。
私は学校に行かなかった―――。
(、新学期なのにって)
学校から誰かが言ってる気がする。
心がザワザワした。
着たままのパジャマを握り締める。
過呼吸。
喘ぎながら、私はベットに倒れた。
目を閉じた。
瞼の裏に、あの人の顔が映る。
(、遠野 くん)
わらわ、ないで。
そう呟いて、私は暗い暗い眠りに、
コトリ、と紛れた。
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