第二章

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  俺はハッとして     紅『あっごめん』   「いや大丈夫だ」     俺としたことがつい抱き着いてしまった…しかも知らない男に恥ずかしい     「顔が赤いようだが大丈夫か?」   紅『だ、大丈夫だから顔近い』     目の前の男は「すまん」と言って顔を離してくれた 何か心臓がドキドキうるさい     お礼言わなきゃ     紅『助けてくれてありがとう』   「気にするな」     無表情で言われて胸が痛くなった って何で俺…傷ついてんだよ     あっ名前…     紅『名前なんて言うの?』   「斎藤一」     斎藤一って言うのか 覚えておこう     一「お前の名前は?」   紅『紅だよ』     名前聞かれただけでドキドキする だから何でドキドキしてんだよ
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