中華は炎が命

2/2
前へ
/115ページ
次へ
食堂万里 夕方 万里店長 「おぉ、いらっしゃい!久しぶりだね!」 司 「店長、俺いつもので」 未緒 「あ、私もサンマーメン」 万里店長 「あいよ!サンマ二丁!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 未緒 「んっ・・・・・美味し~い✨」 司 「っ・・・・・熱っ💦」 野菜のあんかけのスープは、出来たてで熱かった。 麺に良く絡ませながら、一口すする。 俺たちが食ってるサンマーメンは、この時期にはよく注文される人気メニューだ。 俺も一ノ瀬もこれが好きで、部活帰りにちょくちょく食べに来る。 万里店長 「最近ご無沙汰だったから、寂しかったよ」 未緒 「ゴメンね、店長。期末試験だったんだ」 司 「一週間来ないだけで、大げさだな💨」 万里店長 「でもアレだねぇ、二人共もう三年生かい・・・・・」 司 「まだ早いよ、三学期もあるし」 万里店長 「そうかい?受験生になっても、たまには食べにきてくれよ?」 未緒 「大丈夫だって、てんちょ。私ここ好きだし」 万里店長 「嬉しい事言ってくれるねぇ、そうだ、合格したらサービスするよ、ガンバんな」 未緒 「うん、ありがとう✨」 司 「合格できたらってトコ聞いてないだろ?」 未緒 「そんなことないよ、張り合いが出てきちゃった」 司 「ずいぶん先の話だけどな」
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加