停まった未来と進み続ける現実

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1999年12月01日 病院 刹那 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 刹那 「もう冬だ。季節が巡るのも早いものだな」 刹那 「それにしても・・・・・相変わらず・・・・・といったところか」 刹那 「眠り姫ってガラでもないのにな」 看護婦B 「先輩、最近寒くなってきましたね」 看護婦A 「そうね、朝起きるのつらいわ」 ガチャ 刹那 「おはようございます」 看護婦A 「あ、おはようございます」 看護婦B 「お、おはようござい・・・ます・・・」 看護婦B 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 看護婦B 「・・・・・あの人、誰ですか?」 看護婦A 「んっ、知らないの?院長の息子さんよ」 看護婦B 「どこか悪いんですか?よく見かけるんですけど」 看護婦A 「そうじゃないわ。いつもお見舞いに来てるのよ」 看護婦B 「へぇ~こんな早くに・・・・・もしかして彼女のお見舞いですかぁ?」 看護婦A 「・・・・・だとしても・・・・・つらいわね」 看護婦B 「えっ?」 看護婦A 「ううん・・・・・ほら検温に行きましょ」 看護婦B 「あ、待ってくださいよぉ・・・・・」 刹那 「奇跡が起きても、いい頃合いなんだが・・・・・」 刹那 「・・・・・戯れ言か」 みかん 「最近めっきり、寒くなってきましたねぇ。お布団が恋しい、那由他みかんです~」 みかん 「いよいよ年度末!来年は2000年ですけど・・・・・」 みかん 「そういえば、恐怖の大王って、なんだったんでしょうね?」 みかん 「今、ちまたで騒がれてる2000年問題のことだったのでしょうか?」 みかん 「なんかも~コンピューターとか飛行機とか、ガス、水道電気がって騒がれてますけど・・・・・」 みかん 「大丈夫なんでしょうかねぇ?最後まで気が抜けない年です」 みかん 「さて、暦では師走です、色々大変ですけど、今日も一日頑張っていきましょうね!」 みかん 「Open up your morning light!」
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