出会い

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出会い

皆様現在の生活は楽しいですか? 私は毎日が憂鬱で仕方有りません 時は四月 桜舞うなど期待しても期待にそってくれないのが現実で 晴天、なんて言葉とは裏腹な大雨の中入学式は迎えられた 母親と子 辺りは大体その組み合わせばかりだ こんな平日じゃ大概父親は仕事でもあるのだろう 我が家の場合父親は休みだったが面倒との事で、 弟は小学生でまだ休みなのだが父親と同意見 その為父親の車で学校まで送ってもらった私は母親と二人で入学したY学校に足を踏み入れた 玄関へ入るとこの学校の先輩と先生達 受付とやらを母親がすませ私は一人の先生に案内され二階の教室へ向かった 二階に行くとその先生は違う先生に何かを言い先程来た道を帰って行った 代わりに違う先生が自分の方へ来た 「名前は?」 『福田咲です』 雨で憂鬱な中得意の作り笑顔で答える 「福田さん…えーっと…」 そう言うとその先生は教室の前に貼ってある紙を見つめた 視力の悪い私だけどクラスの紙だろう事はわかった 「あぁ、こっちのクラスだね」 私の名前を見つけたのか先生はそう言った それに付け加え 「靴はそこで履きかえて、適当に入れて」 と言ったので私は靴を履きかえた 履きかえ戸惑っていると 「履きかえた?」 と、言うと共に先生は教室の扉(しかも前の扉)を開け私に中に入るよう告げた 前の扉という事もあり緊張しながらも中に入った
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