『恋』

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ベンチに寝転んでいる一人の少年。 田中健二(18)。手には文庫本。 健二の側に何やら白い物が落下する。 健二、起き上がり、それを手に取る。 パラシュートだ。 早苗の声「こんなとこで何してるの?」 健二、顔を上げる。 早苗が立っていた。 健二「何してたっていいだろ」 早苗「あッー」 早苗、健二の手にあるパラシュートを見つける。 健二「?」 明日香の声「早苗!」 早苗「あったよ!明日香!」 早苗、手を振る。 明日香、駆けて来る。大きく転ぶ。 早苗、健二「あっ!」 *       *      *
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