18人が本棚に入れています
本棚に追加
クラス発表の翌日。
正門では早速教師達が制服チェックを行なっていた。
「よし、行け」
女子生徒のチェックを終えた―桂小太郎―はそう言って生徒達を校内へと促す。
その隣では学年主任の―水本和樹―が二人の新入生の制服チェックをしていた。
「宮瀬、お前ネクタイはどうした?」
「あー忘れてた☆」
水本に質問にされてニコリと笑い答えるのは宮瀬姉弟の末っ子―宮瀬那都―
那都は可愛いらしく笑う。
無論水本がそれを許す筈はなく「男ならきっちりとした格好で来い」と怒鳴る。
「先生ー私は?」
「相沢は…合格だ。」
「やったぁーじゃあ那都先に行ってるね?」
合格をもらった―相沢涼子―が那都に振り返ってそう言うと那都は頷く。
「後でな~」
「うん!」
「さて宮瀬、とりあえず説教だ。」
朝の登校時間はこうして繰り広げられ
騒がしいまま終わっていく。
そして…
ついに物語は幕を広げる。
→続く
最初のコメントを投稿しよう!