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「リボンがついていてっ!?可愛いTシャツだぁ!?あんたちょっと待ってなさいよ!」 捨て台詞みたいな事を言いながら小金井さんはハムスターの様に素早く自分の店へと戻っていく。 小金井さんが何をする気かは大体予想がついたが、私はあの暴走機関車を停車させるスキルを身につけていなかったのでどうしようも無かった。 小金井さんと入れ替わりで試着室から出てきた親子は 「これ買う!可愛かった!」 と、Tシャツをレジまで持って行った。
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