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「遺体と思ったら、長い間寝ていましたか……ってそんな馬鹿げた話があるか!!」
エストはいきなり声を上げた。
近くにいた少女とガンツは驚いた。
少女の方は目をパチクリさせている。
「な、なんだよ旦那いきなりよ……」
「私達は非現実をこの目にしているのだ! ミイラ化していない遺体がゆっくり立ち上がって、私たちを見て寝ていたといった! まずここは廃棄コロニーだぞ! ゆうに数千年は経っているはずだ!!」
「た……確かにそうだ!」
ガンツはここ、廃棄コロニーを思い出した後そう口に出した。
一方の少女は今の状況が理解出来てないのか首を傾げる。
そして純粋な目で二人をみる。
「……」
少女に見られたエストとガンツは黙り込む。
良心が痛むのだろうか。
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