Episode 1

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「な!?」 「う、動いただと!?」 エストとガンツは仰天した。 死体が動いたからだ。 本来、死体は動く事はない。 実際人は死んだらそれきり、蘇ることはない。 復活は夢のまた夢、虚無そのもの。 だがこの少女の遺体は違う。 動いているのだ。 動き出しているのだ。 遺体が動く。 そんなホラー映画の様なことが実際目の当たりにすると不気味に思うだろう。 エストとガンツは警戒して少女の遺体をみる。 少女の遺体はゆっくり立ち上がる。 辺りを見渡し、二人を見てこう応えた。 「寝ていた……」 それを聴いたエストとガンツの緊張の糸が切れた。
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