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第1章.救われぬ者
誰がしりえただろう
誰が救えただろう
彼の上に道はない
だから奪う
だから壊す
誰が彼になるだろう
誰が救おうとするだろう
光のない世界
暗黒に召されることなく
姿を変え、彼に囁く
誰も救われない
救われるはずがない
それだけの業を背負うものはいない
過去にも、未来にも
ただ、汝は聞くだけ
救われぬ者の叫びと死を…
………………………。
させない
させない
そんなこと、絶対させない
その業は、私が背負うから
誰を傷つけようとも、私はやる
全ては救われない者達の為
救われぬ自分の為
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