第3章.紐解かれていく何か

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樹本「おはよう、今日もいい天気だね♪」 「あなたが橋本さんだね。」 よし、コイツは偽物だ。本物の訳がない。うん。 樹本「やっと無実を証明出来るんだ。夢みたいだよ♪」 うん?無実?? 橋本「あ、あの…」 川崎「樹本警部ぅ‼」 質問しようとした私を押しのけ、川崎君が青年に突っ込んだ。 「お久しぶりです。涼子です‼」 樹本「あ、涼子さん♪」 川崎「警部が参加するって聞いた瞬間、いてもたってもいられなくなって…、気がついたら同行者志願してました。」 樹本「僕も同行者名簿を見てびっくりしたよ。涼子さんいつの間にか警部捕になってんだもん。でも涼子さん、僕は今警部じゃなくて囚人だよ。相変わらずドジだなぁ。」 な、なんだこれ…💧 今のやりとりを見て、数分前の緊張の疲れがドッと出てきたのか、私は目眩がしてきた。 樹本と川崎君が知り合いなのにもびっくりしたが、川崎君のあの変わりようには更にびっくりした。 ていうか質問させてくれ…。 私の苦悩は続く。
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