第3章.紐解かれていく何か

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橋本「樹本さん、あの…」 樹本「僕のことは泰秀と呼んで下さい‼」 橋本「??」 川崎「橋本さん、ほら、樹本と橋本って紛らわしいじゃないですか!」 「報告書まとめる時の事を警部は考えてくれてるんです。」 な、なるほど…。 って…、そんな事はどうでもいい。 橋本「泰秀さん、あなたは何もやっていないとはどういう意味でしょう?」 泰秀「むっ…、回答と質問を同時に繰り出すとは、なかなかやりますね…。僕も負けませんよ‼」 ……、変な対抗意識を持たれた…。 泰秀「僕は何もやってない…、言葉通りの意味ですよ。僕はあの岡部事件の時だって偶然コンビニに居たんですから…。」 「それに、あの寺原事件の時も、寺原を追いつめる前に、既に僕は殴られて気絶してたんですよ。気がついたら同僚達が必死の形相で追っかけてきて、そりゃもう死に物狂いで逃げましたよ。ほら、まだ傷跡も残ってる💧」 え~と、嘘だったらもうちょいましな嘘つくよな…? じゃあどういう事だ? その時、史上最大規模の大惨事が起こってしまった…。
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