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岡部追跡を任命された我々は、岡部目撃情報のあった倉庫街で、男性の死体を発見した。
その死体の身元はわからなかったが、樹本には検討がついている様子。
更なる事件を未然に防ぐ為、我々は仲間に現場を任せ、樹本の推理したある場所へ、先回りする事にした。
橋本「もう一度聞きますが、あなたは一体何者なんですか?」
泰秀「僕ですか?僕は樹本泰秀、28歳ですよ♪」
うっ…、相変わらず掴めない。
橋本「あなたはさっき、犯人は樹本泰秀、僕の兄ですって言ってたじゃないですか!」
「犯人は樹本泰秀で、あなたも樹本泰秀…、しかし樹本泰秀は犯人は兄だという…。私にはもうさっぱりわかりませんよ。」
泰秀「……フタリ…、いえ…、何でもありません。何でも…。」
川崎「橋本警部‼」
橋本「!?」
川崎「…少し…、待ってもらえませんか…?」
「樹本警部…、いや、泰秀さんの話は、私から必ず話します。」
「でも…、私にとっても…、話すには時間がかかる事なんです…。必ず…、私の口から話しますから…。」
泰秀「涼子さん…。」
橋本「……、わかりました…。川崎君がそこまでいうという事は、それだけ根深い事なんですね…。」
「それでも、どうしても必要になった時は、すぐに話してもらうよ?」
川崎「……、ありがとうございます…。」
泰秀「さて、そろそろ着きますよ。」
「全ての始まりの場所へ…」
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