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第4章.その哀しみの行く所
ズウゥゥゥン‼
突如、けたたましい爆音と共に地面が揺れ、一瞬視界が揺らいだ。
橋本「な、なんだ‼」
川崎「警部、あそこ‼」
分署から見えたその景色は、ただただ悲惨で、ただただ哀しかった…。
四井ビルが爆破した。
いや、きっとされた…。
何故…。
暫し呆けてた私は、泰秀の声で我にかえった。
泰秀「橋本さん、早く乗って‼」
「僕の予感が正しければ、奴は今倉庫街にいます‼」
…はっ!!私は何を…。
橋本「わかりました、ただ、何故倉庫街に居るのかは、ちゃんと移動中に説明して下さいよ‼」
川崎「安藤さん、そういう訳で倉庫街へお願いします。」
安藤「は、はいぃ‼」
ブウゥゥン‼
4人を乗せた乗用車が走る。
……………………………………
同時刻、某県倉庫街。
???「どうやらうまくいったみたいですね…。」
「あとはどれだけエサに食いついてくれるかか…。」
「あの男が来ているのなら、いつまでもここでくつろぐ訳にはいかないようですね。」
「…では、ご機嫌よう、岡部さん♪」
カチッ…
ズウゥゥゥン‼
「フフフ、アハハハハハハ」
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