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「倒せたの?」
リンクは本を閉じて言った
「ああ‥‥」
ゼロは倒れているクリエイターを見て確信した
姿は元に戻っていた
「お母さん!」
イヴは先ほどの光で目を覚ました
そして倒れているクリエイターの傍らで泣いた
「誰にも必要とされていない。だから寂しかったのですね」
マリアは再びクリエイターの前に姿を現した
「怖かった。誰も私の事なんて気づいてくれてなかった。それが怖かった」
クリエイターはゆっくりと起き上がった
「でも、今では私もいます。それにあなたの傍らで泣いているのは?あなたを必要だと信じているからイヴはないているのではありませんか?」
傍らで泣いているイヴを見て
クリエイターはイヴを抱きしめた
「ごめんなさい。私はあなたにひどいことをしてしまったわ」
イヴの頭を撫でながら言った
「ありがとう。あなた達が私を止めてくれたから私は近くにある大切なものに気づけた」
ウィル達をみてクリエイターは礼を言った
今まで見せたことがないような優しい笑顔で
「さぁ、奥へ進んで創造の場所へいきなさい。エクレシア、あなたが新たな世界の創造主となるのです」
最深部のはずであった部屋にさらに奥へ行く通路ができた
「はい!」
ウィル達は創造の場所へと急いだ
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