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エクレシア:天と地に栄えあり…ですか。実際、栄えているどころか衰退化してるというのに…
紅茶を口につけながらなにか呟いている
エクレシア:私に…なにかできることないかな?
懸命に考えてはいるが何も思いつかない
ライラ:クレア?また本をよんでるの?相変わらず愛読家ね
この喫茶店の店主であるライラ
エクレシアはユニコーン族の末裔でこの下町のハルンで喫茶店の仕事をしながら1人暮らししている
エクレシア:あ‼ライラおばさん‼ごごごごめんなさい‼休憩が長すぎてしまって
ライラ:構わないよ。それより、クレア?ギルドをたててみないかい?
思ってもいなかった言葉を耳にしたエクレシアは口をあんぐりとあけて驚いた
エクレシア:え?私が?
ライラ:ウィルがそうつたえてくれっていってたけど?
エクレシア:ウィルが?
ウィルとはエクレシアの昔からの幼なじみであり、エクレシアのよき理解者でもある
ウィルはエクレシアより一つ上の18才で、15才の時にギルド:魔神の剣のリーダーである父をギルド戦争でなくした
母は生まれた時に病死。ウィルもエクレシア同様に宿屋:アンクルで働きながら1人暮らししている。
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