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生きてるからこそ
9月23日の今日はあなたのお母さんの誕生日。
お母さんが生まれていなかったら、あなたの存在も、子供達の存在もなかった。
その意味だけでも、親って有り難くて大切な存在だよね…
今日は仕事が休みだから、お母さんにケーキを作って、お花と一緒に届けようと思う。
この春に父親を亡くした私にとって、あなたの両親はこの世で唯一、
『お父さん、お母さん』
と呼べる大切な人。
人って、生きている時にしかお互いの感情を伝え合えないし、その人の存在を確認し合うことができないんだと、父親の死をもって改めて気付かされたの。
父親は…
たった独りで病気と向き合い、その時をむかえた…
あなたは私の父親の死を知り、『自分も同じ死に方をする』と言った…
勘違いしないでね。
父親は…
独りにされたんじゃないということ。
本当はすごい寂しがり屋だった。
兄弟の一番末っ子で、誰かに頼らなきゃいられない性格。結果、いろんな人に迷惑をかけてしまっていた。
だからこそ、
独りでいることを選び、独りで死をむかえた。
どんなに寂しかったことか…
〈独りぽっちにされたのではなく、独りを選んだ〉
ここ、間違えないでね。あなたが言った『お前の父親と同じ死に方…』という言葉は、父親を小馬鹿にし、今の自分の行動をかばう為の言い方と違う?
父親を馬鹿にしないで…
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