プロローグ

2/2
前へ
/48ページ
次へ
いつだったか、 ばあちゃんが言っていた。 「近頃は、いい意味での信仰心が無くなってしまったね。」 と、 誰に問うでもなく、 誰を責めるでもなく、 誰に請うでもなく、 静かに、 そう言っていた。 その、ばあちゃんのしわしわの顔を今思い出している。
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加