ナンパとヒーロー

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夜の道 バイト帰り 私姫路桃(ヒメジモモ)は いつもの帰り道を歩く ケータイをいじながら 今日を振り返っていると 「お姉さん」 私のこと? でも、違うかな そう思いそのまま歩こうとすると腕をつかまれた 「無視しないでよ。君、青葉学園の子でしょ?」 しまったぁ 今日制服だぁ 「そうですけど?」 「ねぇねぇ、一緒に遊ぼうよ」 「え?」 「いいじゃん!一回でいいから青葉の子と遊んでみたかったんだ」 「はい?」 別に青葉の子なんてそこら辺にいっぱいいるけど? 何で私なの? 「てかぁ、よく顔見せてよ!」 「なんで?」 「見たいじゃん!」 「可愛くないから見なくていいです」 「えぇ!?可愛いよ!」 ・・・・うざいなぁ 「じゃあさ!あそこのホテル行って見よ?」 そう言って指さした場所はラブホだった お決まりなパターン・・・ 「嫌です!」 「いいじゃん!」 こうゆう時ってなんかかっこいい人が出てくるんだよね まぁそんな漫画みたいなことってあんまりないけど 「嫌だってば!腕痛い!」 「来てくれたら離すから!」 さすがに、男の人の力に適うはずもなく 誰かかっこいい人が助けに来てくれるわけもなく 私はそのままズルズルとホテルに連れてかれてしまった
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