張覇、南滔で百人長となり初陣す

2/56
743人が本棚に入れています
本棚に追加
/2552ページ
張覇が南滔の役所で手続を済ませ、二日間役所で決められた宿で、何もすることなく待ちぼうけていた。 三日目の朝、役所から役人が来て張覇に言った。 「南滔の西にある敖倉(公的な武器や食糧の貯蔵庫)に赴き指揮下に入る義勇兵百人を率いて、陸波で他の義勇軍と合流せよ。然る後、雁旗山に籠る賊を討つべし。」 この命を受け、張覇は喜び勇み敖倉へと向かった。 南滔の西の敖倉に赴いた張覇は敖倉の守備隊長に面会を求めた。
/2552ページ

最初のコメントを投稿しよう!