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張覇は吹き飛んだ。張覇が言い終わるや否や男の拳が張覇を捉えたのだ。
「悪いな小僧。俺達はこれしか信用してねぇんだよ。」
男はそう言うと、張覇に背中を向けた。張覇は頭を振りながら、ゆっくりと立ち上がった。
「へぇ、そうかい。自分の腕っぷしを信じてる割りには大したことねぇな、おっさん。」
男は歩みを止め、振り返った。
「図に乗るなよ、小僧。手加減してやっただけだ。」
「誰が手加減してくれて言ったんだ。そんな甘いことじゃ、あんたの方こそ戦場で命がないぜ。」
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