張覇元服し、叔父の推挙で亭長となる

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孫藺の父は一人息子の知識欲を満たすために、崔敬の開いていた私塾に通わせた。やがて孫藺が、崔敬の私塾で頭角を顕すようになると、孫藺の父は息子を自分の跡取りとすることを諦め、息子が科挙に合格すると信頼のおける者に店を譲り隠居したのだった。 張覇と孫藺は、こういった身の上話を互いにしながら呑み明かし朝を迎えた。 張覇は孫藺に礼を言い、伍県への帰路についた。
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