巡り会う神機-プロローグ-

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砂嵐が吹き荒れる砂漠の上空をヘリが貫く。 モーター音は激しく鳴り響き、俺達二人を不愉快にさせるその任務は増援という名の救出である。 俺の名前はメイト・レツ、武器はナイフにスワロウを使っている。 まぁ俺の自己紹介なんてこんなもんだろ。 そんな中で一人はかなり不機嫌な顔をしながら神機の刀のチェックをしている。 こいつはアン・チャンベル、俺達ロシア支部特攻隊隊長で、武器は刀とザミエルを使用する。 まぁ俺はこいつをリーダーと認めないがな…… というより、俺は特攻隊ではなく殲滅隊所属である。 つまり、いつもなら組む相手ではないのだが、人が出払っているのだから仕方ないのである。
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