巡り会う神機-プロローグ-

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風を身体に感じながら神機を振りかざし、一匹のボルグ・カムラン頭部を一突きする。 その状態から捕食変形し、捕食行動をとる。 カムランは悲鳴を上げてもがく。 「大胆だな。レツ、ナイフでそんな頑張るなよ」 「問題ない」 そう言い捨ててカムランの頭を引き千切る。 血が噴水のように吹き出した。 「次だ」 次々と赤い騎士を断殺していく。 数分で群れではなくなっていた。 「レツ!後ろだ!」 声の内容を理解し、体を後ろへ振り向かせる。 しかし、その対応は数秒遅かった。 カムランは尻尾の先を俺に向けて突き出す。 (っ……やられる!) 思わず瞼を閉じた。
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