転校生
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入ってきた途端、一部の女子生徒から”カッコいい”等の声が漏れる。 「波木君。 自己紹介、よろしく」 転校生が話し始める。 「波木晃一です。 よろしくお願いします」 「…それだけか?」 先生は呆れた顔をしている。 「ええ」 「じゃあ座ってくれ。 席はあそこだ…」 先生は俺の前の席を指さす。
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