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家を出たブラックは怪訝そうな顔をしてうろうろするチェレンを見つけた。
ブラック「チェレン、どうした?」
チェレン「いや、ベルがまだ来ないんだよ。」
ブラック「いつものことじゃねーか。あいつは遅刻魔でもあるぞ。」
チェレン「それは知ってるけど…、様子を見ようにも…ベルは仮にも女の子だろ?だから…」
ブラック「仮にもゆーな。つか幼なじみなんだから別にいいじゃねえか。あいつ、俺がシャワー浴びてる間に部屋入ってたこともあるぜ?
様子見て来てやるよ。研究所の前で待て。」
チェレン「…分かった。」
チェレンは町の北に向かって歩いて行った。
ブラックはぽーを頭に乗せて南に歩いて行った。
―ラティシュガー家
ブラック「お邪魔しまー…」
ベル「パパの馬鹿ぁっ!」
ブラック「?!」
ドアを開けたブラックに向かって、エルフーンクッションが飛んで来た。
ちなみにショッピングモール『アールナイン』の限定モノ。1500円。もこもこ。もっふもふ。
ブラック「何のっ!ガード!!」
ぽー『ぶふっ!』
ブラック「ふー…セーフ。」
ぽー『セーフじゃないよ。怪我ないけど。』
ブラック「もふもふだったろ?」
ぽー『確かにふわふわもっふもふだよ。もう手放したくないくらいだよ。』
ブラック「ならいいじゃん、とりあえず持っとけ。
…まあでもすまん。」
ぽー『…痛くないからいいよ。で、何で飛んできたの?』
ブラック「…さあ?」
ブラックとぽーは中を覗いた。
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