42人が本棚に入れています
本棚に追加
アララギ「…ん?何か外から奇声が…」
ブラック「き、気のせいですよ。」
チェレン「そ、それより博士っ!僕達に何か頼みたいことがあるとか…。」
アララギ「え?あぁ!あんた達にこれを埋めてもらいたいのよ!」
アララギはそう言うと、デスクの上に置いてあった3つの機械を3人に渡した。
チェレン「これ…ポケモン図鑑ですね。」
アララギ「そうよ。流石チェレンね!
この図鑑は見たことのあるポケモンの姿を記録して、尚且つ捕まえることによって詳細なデータが分かるというスグレモノよ。」
ブラック「ほう。」
アララギ「で、あんた達は旅に出るんだから、ポケモンと出会わないなんて絶対有り得ないことよね?
だからそれを埋めて行って欲しいの!」
チェレン「分かりました。」
ベル「分かりましたぁ!」
ブラック「ん、了解。」
アララギ「よし!あとは…そうね、ポケモンの捕まえ方教えてあげるわ!
ちょっと準備するから、あんた達はお母さん達にもっかい会ってきなさい。」
チェレン「はい。」
ベル「ふぇえ、お父さん起きてたらどうしよー…。」
ブラック「有り得ないから安心しろ。あれは1時間ドリームワールドコースだ。」
ベル「そう?ならいいんだけどぉ…。」
チェレン「では博士、後ほど。」
アララギ「はいはい。1番道路で待ってるわね。」
3人は研究所を出て、自分達の家へ向かった。
―リディル家
ブラック「つーわけで、これが図鑑。」
ブラック母「へぇ。あたしの頃とはやっぱり変わってるわね。あたしのはもっとこう…ごつかった。」
ブラック「ほう。で、行ってきますが何か言うことある?」
ブラック母「…あ、渡すの忘れてたわ。はいこれ。トレーナーの必需品になるでしょう。」
ブラック「ん、何これ?」
ブラック母「ライブキャスターよ。いわばテレビ電話ね。」
ブラック「ありがと。手首に付けとく。」
ブラック母「一番見安いものね。
あ、あと重要なこと。」
ブラック「ん?」
ブラック母「『あいつ』、見つけたらとりあえず殴って戻してちょうだい。」
ブラック「……了解。行ってきます。」
ブラック母「気を付けて行ってらっしゃい!たまには元気な姿見せてね!」
最後は何やら物騒な会話をし、ブラックは家を出た。
最初のコメントを投稿しよう!