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アララギ「…ん?何か外から奇声が…」 ブラック「き、気のせいですよ。」 チェレン「そ、それより博士っ!僕達に何か頼みたいことがあるとか…。」 アララギ「え?あぁ!あんた達にこれを埋めてもらいたいのよ!」 アララギはそう言うと、デスクの上に置いてあった3つの機械を3人に渡した。 チェレン「これ…ポケモン図鑑ですね。」 アララギ「そうよ。流石チェレンね! この図鑑は見たことのあるポケモンの姿を記録して、尚且つ捕まえることによって詳細なデータが分かるというスグレモノよ。」 ブラック「ほう。」 アララギ「で、あんた達は旅に出るんだから、ポケモンと出会わないなんて絶対有り得ないことよね? だからそれを埋めて行って欲しいの!」 チェレン「分かりました。」 ベル「分かりましたぁ!」 ブラック「ん、了解。」 アララギ「よし!あとは…そうね、ポケモンの捕まえ方教えてあげるわ! ちょっと準備するから、あんた達はお母さん達にもっかい会ってきなさい。」 チェレン「はい。」 ベル「ふぇえ、お父さん起きてたらどうしよー…。」 ブラック「有り得ないから安心しろ。あれは1時間ドリームワールドコースだ。」 ベル「そう?ならいいんだけどぉ…。」 チェレン「では博士、後ほど。」 アララギ「はいはい。1番道路で待ってるわね。」 3人は研究所を出て、自分達の家へ向かった。 ―リディル家 ブラック「つーわけで、これが図鑑。」 ブラック母「へぇ。あたしの頃とはやっぱり変わってるわね。あたしのはもっとこう…ごつかった。」 ブラック「ほう。で、行ってきますが何か言うことある?」 ブラック母「…あ、渡すの忘れてたわ。はいこれ。トレーナーの必需品になるでしょう。」 ブラック「ん、何これ?」 ブラック母「ライブキャスターよ。いわばテレビ電話ね。」 ブラック「ありがと。手首に付けとく。」 ブラック母「一番見安いものね。 あ、あと重要なこと。」 ブラック「ん?」 ブラック母「『あいつ』、見つけたらとりあえず殴って戻してちょうだい。」 ブラック「……了解。行ってきます。」 ブラック母「気を付けて行ってらっしゃい!たまには元気な姿見せてね!」 最後は何やら物騒な会話をし、ブラックは家を出た。
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