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ブラック「…何か騒がしいな。」
ぽー『ほんとにね。あっ、あそこ!人集まってる!』
ブラック「お、チェレンもいるじゃん。」
ぽー『行ってみる?』
ブラック「おう。」
―広場
人が集まっている広場は半分程埋まっており、残り半分には何やら妙な格好をした連中が旗をセットしたり話し合ったりしていた。
ブラック「よう、チェレン。」
チェレン「! ブラック。見てみなよ。何やらあいつらが今から演説するみたいなんだ。」
ブラック「あん?演説?つかあいつら誰?」
チェレン「さあ…僕も分からない。ただ、旗には『PZ』て印されているね。」
ブラック「んだな。…始まるみたいだ。」
連中の1人「みなさん!お忙しい中我等プラズマ団の演説に集まっていただき、ありがとうございます!」
チェレン「プラズマ団…?あぁ、だからPZ、ね。」
連中の1人「今日は『これからのポケモンとの付き合い方』についてお話ししたいと思います。」
町人「これからについて?」
町人「どういうこと?」
連中の1人「それではここで、我等が同志のゲーチスに代わりたいと思います!」
妙な格好の男が1歩下がり、代わりに出て来た男がいた。
その男の服は周りのプラズマ団よりも更に一風変わった服だった。
ブラック「! ……あいつ…。」
チェレン「何?」
ブラック「……この演説が終わったら話す。」
チェレン「了解。」
ゲーチス「紹介に預かりました、ゲーチスと申します。
突然ですがみなさん!ポケモンとの暮らしをどう思っていますか?」
町人「は?」
町人「何?」
ゲーチス「ポケモンは、我等人間とは違う、未知なる力を備えた生き物…そう、我等人間の想像を上まわる存在なのです!」
町人「…確かにな。」
ゲーチス「それを我等は勝手にペットにしたり、はたまた無理に服を着せ踊らせ、更には戦いで傷付け合うように命じる…言いたいことは分かりますかね?」
町人「…。」
ゲーチス「さて、こんな仕打ちを受けているポケモン達を救う方法…例えば何があるでしょうか?」
町人「何だろ?」
町人「優しい人に預ける?」
町人「センターで回復?」
町人「…解放?」
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