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？「…こんにちは。」
ﾁｪﾚﾝ「…こんにちは。」
ﾌﾞﾗｯｸ「ども。」
？「キミ達、今の聞いてた？」
ﾁｪﾚﾝ「…えぇ、まあ。」
？「キミのポケモン、今話してたね。」
ﾁｪﾚﾝ「…随分と早口な上に質問多いんだな。
で、ポケモンが話しただって？んなわけ…」
ﾌﾞﾗｯｸ「この小説においてポケモンが話すのはデフォだぞチェレン。
まあ今は話してなかったが。」
？「話してるよ。今も、心の中で、ね。
ボクはＮ。キミ達は？」
ﾁｪﾚﾝ「…僕はチェレン。こっちは…」
ﾌﾞﾗｯｸ「ブラック。俺らさっきカノコタウン出たばっかの新人。」
Ｎ「よろしくね。」
ﾁｪﾚﾝ「…あまりよろしくしたくないね。行こう、ブラック。」
Ｎ「…悲しいね。」
ﾁｪﾚﾝ「何が？心で話してるとか言ってる電波の知り合いはいらないんだけど。」
Ｎ「モンスターボールなんて狭い所に閉じ込めてるトレーナーの存在が、だよ。ボクもトレーナーだけど、ちゃんと心から話し合って通じ合ってるトモダチとしかパートナーになってないよ。」
ﾌﾞﾗｯｸ「トモダチ？」
Ｎ「ポケモンだよ。ボクはポケモンみんなの心の…真の声を聞けるトモダチなんだ。」
ﾌﾞﾗｯｸ「…ふーん。で？」
Ｎ「キミ達は何でトレーナーになろうと思ったの？」
ﾁｪﾚﾝ「…知り合いにポケモン図鑑を埋めろと依頼されてね。もっとも、僕は昔からの目標だったチャンピオンを目指すんだけど。」
Ｎ「ブラック…だったか。キミは？」
ﾌﾞﾗｯｸ「んー…まぁ別に、旅もいっかなぁくらいの気持ち。強いて言うなら謎解明に向けて。」
Ｎ「謎て…さっき言ってた『色』の能力？」
ﾌﾞﾗｯｸ「あぁ…やっぱり聞いてたのか。その点では、俺も大分電波だと思うんだが？チェレン。」
ﾁｪﾚﾝ「君の場合は立証済みだからいいんだよ。」
ﾌﾞﾗｯｸ「立証て…。まぁいっか。
で、そのＮさんは何でトレーナーになってんのかね？トモダチなら傷付けたくないんじゃねぇの？」
Ｎ「だからこそだよ。ボクがこうしてる間にもトレーナーがトモダチ同士を傷付けてるんだ…。
ブラック。キミのポカブの心の声、聞かせてもらうよ！！」
ポケモントレーナーのＮが(一方的に)勝負を仕掛けてきた！
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