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―カラクサポケモンセンター
ジョーイ「はい。ブラック君が保護してくれたこの子は元気になりましたよ!まだ寝てますけど。」
ブラック「ども。」
ブラック母「…でもびっくりしたわねぇ。まさかこの子が草むら歩いてるなんて。」
ブラック「あぁ…ほんとにびっくりだよ。」
―ちょっと前
ブラック母「…は?え、何、何で?」
ブラック「母さん。こいつはここに生息してんの?」
ブラック母「そんな時こそ図鑑でしょ?」
ブラック「あ、そっか。」
ピッピピッ
『…ミジュマル。生息地不明。』
ブラック「…だってさ。」
ブラック母「…まあそりゃそうよね。」
ブラック「弱ってるみたいだけど…とりあえずカラクサに戻ってセンター連れてこっか。」
抱えられたミジュマルはたいして反抗せず、むしろブラックの腕の中で弱々しく息をしながら眠ってしまった。
―で、今
ジョーイ「それにしても…何処から来たミジュマルなんでしょうか。」
ブラック「…さあ…。」
ブラック母「…はい、はい。ありがとうございました。
アララギ博士ももう手元にミジュマルはいないって。」
ブラック「ふーむ…まだあいつ寝てるし、まあ聞いた方が早いんだろうが…。」
ぽー『起こすの?』
ブラック「いやいや、聞かねー方がいいだろ。」
ミジュマル『…ん。あれ?此処…』
ブラック「お。気付いたか。」
ミジュマル『だぁれ?で、此処は…』
ジョーイ「此処はカラクサタウンのポケモンセンターよ。このトレーナーさんが弱ってたあなたを近くの此処まで運んでくれたの。」
ブラック「ブラックだ。ブラック・リディル。
で、こいつは仲間の…」
ぽー『ぽーです。』
ミジュマル『…ありがとう。運んでくれて。
…って、カラクサ!!?』
ブラック「うおっ?!お、おう、カラクサ。カノコとサンヨウの間。」
ミジュマル『そっか…こんな遠くまで…。』
ブラック「ん?逃げて来たのか?」
ミジュマル『いや、むしろ帰りたいの。ライモンまで。』
ブラック「ライモン!…そりゃ遠いな。まぁ詳しくは聞かねぇよ。」
ミジュマル『…ありがと。』
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