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―カノコタウン とある家
♪ピンポーン
?「ブラックさーん、お届けものでーす。なんちゃって。」
?「…アララギ博士、何言ってんですか。」
アララギ「あらブラック。いたんじゃない。はいこれ、例の物、いや生き物だから…例の子達?」
ブラック「ですね。はい確かに受け取りました。じゃあ話し合ったらまた行きますんで。」
アララギ「了解!待ってるわね。」
緑のリボンを付けた箱を玄関に来た少年ブラックに渡した白衣の女性は去って行った。
ブラックは大事そうに箱を抱えて自分の部屋へ戻り、ジュースを飲んでいた幼なじみ2人に箱を見せた。
ブラック「チェレン!ベル!やっと来たぞ!」
チェレン「…ほんとにね。」
ベル「わぁ来たぁ!ねぇねぇブラック!早く早く!」
チェレン「ベル、落ち着いてよ。でもブラック。僕も早く開けて欲しいな。」
ブラック「分かってるよ!俺だって待ちきれないんだもん。んじゃ開けるぞ!」
事の始まりは1週間前、アララギ博士が3人にこう言った。
アララギ「ハーイ!あんた達、旅出たくない?withポケモン。」
ブラック「へ…?」
チェレン「出たいです。(即答)」
ベル「え、旅ですか?」
アララギ「そう、旅。てかチェレンは即答ね。」
チェレン「僕の知識がようやく開花出来るかと思いまして。」
ブラック「…。」
アララギ「流石インテリ君。で、ブラックとベルは?」
ベル「出たいです!あ、でも博士、パパにはちょっと内緒にしてて下さい。絶対に反対すると思うし…。」
アララギ「いいわよ。じゃあベルもオッケーと。ブラックは?」
ブラック「えー…まぁ行ってもいっかなー?」
アララギ「…なんか、暇だからやってやるみたいな決断ね。まぁいいわ。じゃあまた後日改めて説明させてもらうわ!じゃあねー!」
―で、今。
ブラック「ブラック、行きまーす。」
チェレン「早く開けろ。」
ブラック「…。」
ブラックは箱を開けた!
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