第2話~少女の願い~

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「え…?ここは…?」 思わず瞑ってしまっていた目を開くと そこは辺り一面真っ白な世界に変わっていた。 少女は目を丸くする。 (さっきまで、確かに家の縁側にいたのに…) 少女がキョロキョロと辺りを見回していると、何処からか声がかけられた。 ―我を呼び出したのは其方か?― 「だ、誰!?何処にいるの!?」 少女の問いに応えるように一人の青年が姿を現した。 少女はすかさず質問する。 「貴方は誰?ここは何処なの?」 「我は水鏡の神。 ここは我が住む世界のようなものだ。」 少女はその言葉に更に驚く。 信じていなかったわけではない。 しかし、諦めたと同時に 自分が求めていた光景が現実になり、 頭がついていけなかった。 そんな少女とは反対に、神は話しを続ける。 「我を呼び出せたということは、 其方にはどうしても叶えたい願いがあるのだろう? 其方の願いを申してみよ。」 `
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