第一話 ネコが来た
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西の空に太陽は沈み、夜の闇が空を覆い始める。 擬古駅前商店街のアーケード電飾が付き始め、昼間よりも明るくなった気がした。 わたしは店に入り、お客さんが来るのを待っている。 まだわたしは中学二年生だけど、シロと二人でやっていける気がした。 そう思った時、わたしとシロにとってはじめてのお客さんがのれんをくぐって入ってきた。 わたしとシロは大きな声で挨拶した 「ありがとう」
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