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さて部屋の中だが
可愛らしい部屋である
白と薄いピンクが基本の女の子らしい部屋だ
「真生ちゃん朝だよ~」
部屋の端、入り口の扉から一番遠い所に設置されたベットがもそりと動く
「……まだ起きない。」
「朝だよ~」
「まだ起きないもん。」
「起きなよ~」
「まだ寝てたい……」
はぁ
まったく世話の焼ける妹だぜ
僕はゆっくりとベットに近づく
そして勢い良く布団をめくった
「早く起きなさい!!」
「ひゃう!」
どんな声だしてんだよ
ちなみに妹は寝る時全裸である。
まさに生まれた時の姿である
そんな姿のまま猫のように体を丸めて、眠たそうな目でこちらを見つめている。
「ん~まだ眠いよ皐お兄ちゃん
てか寒い~」
7月の初め
暑くなり始めたばかりなのにこの妹、冷房ガンガンかけて寝てやがる
正直僕も寒かった
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