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TAKE.2
「まず首輪を付けた永峰さんを床に転がしてその頭をハイヒールの靴で踏みつけるんです。
もちろんヒールの部分がこめかみに当たるように!」
何がもちろんなんですか。仮にもヒロインという立場にいるんですからイケメン前にして、「そ、そんなこと出来ないよう!」くらい言って見なさいよ。
なんでそんなに輝きながら床に転がすとか踏みつけるとか言っちゃってんですか。
「そしてこういわせるんで――」
「ハイ、カ―――ット、カ――――――――ット!!!!」
白雪くんが映画監督さんのようにストップかけました。
これ以上いくと永峰くんの頭がショートしそうです。すでに目が黒瀬さんを避けています。
ガン無視です。直視出来ていません。体育座りなんかしちゃってます。
「…まだ続きがあるのですが。」
口許に手を添えて2人を見つめる可憐な女生徒。
まぁその可憐な皮、剥がせるんですがね。剥がさなくとも、もう隙間からぼったぼた溢れてるんですがね。
それに対して若干、あ、もう大分になってきちゃいましたが引いてる殿方。
「もう本当に誰…?この人連れてきたの…」
私です。
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