.教師と生徒

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  ピーンポーンパーンポーン♪ 《1年6組 桜田桃也君 1年6組 桜田桃也君。至急、職員室の常陸の所に来て下さい♪ 繰り返します....》 すると、やけに機嫌の良い常陸の声が放送を通して俺を呼んだ。 なんだろ… 結「お前呼ばれてんね。」 桃「そーだな…じゃあちょっと行ってくる。 あ、結城は先に教室帰ってて!」 結「んー。」 結城に先に帰るように言った俺は足早に職員室に向かう。 そんな俺の後ろ姿を結城はぼーっと見つめ、呆れたように息を吐く。 結「あれで隠してるつもりなのか…?」 その言葉が俺に届くはずもなく、結城は教室への廊下を進んだのだった。  
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