714人が本棚に入れています
本棚に追加
ピーンポーンパーンポーン♪
《1年6組 桜田桃也君 1年6組 桜田桃也君。至急、職員室の常陸の所に来て下さい♪
繰り返します....》
すると、やけに機嫌の良い常陸の声が放送を通して俺を呼んだ。
なんだろ…
結「お前呼ばれてんね。」
桃「そーだな…じゃあちょっと行ってくる。
あ、結城は先に教室帰ってて!」
結「んー。」
結城に先に帰るように言った俺は足早に職員室に向かう。
そんな俺の後ろ姿を結城はぼーっと見つめ、呆れたように息を吐く。
結「あれで隠してるつもりなのか…?」
その言葉が俺に届くはずもなく、結城は教室への廊下を進んだのだった。
最初のコメントを投稿しよう!