714人が本棚に入れています
本棚に追加
4限目終了のチャイムがなる。
教室から一斉に生徒達の声が聞こえ、俺も昼飯を食べる為にコンピュータールームから教室へ戻る。
あの出来事から早3日...
俺は秋山と一言も話をしていない。
いや、正確には、話しかけてこようとする秋山を俺が避けてるって言った方がいいのか...
いつまでもこんな雰囲気嫌だし、そろそろ許してやってもいいのでは…とは思っている..
自分でも嫌な態度をとっている事くらいわかってる。
でも、それでもちゃんと秋山と向き合えないのは秋山の顔を見ると
あの日、秋山が俺にしようとしたその先を想像してしまうからで……
その事を思い出しそうになった瞬間、顔が一気に沸騰しそうなくらい熱くなるのが分かった。
桃「だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!///」
結「っおゎ!!なんだよ!?いきなり叫んだらビックリするだろ!?」
隣に結城がいるのをすっかり忘れて思わず叫んでしまい、結城を驚かせてしまった...
桃「すまんすまん..//」
結「ったく..この頃お前なんか変じゃね?なんかあった?」
うっ...
こいつは昔から本当にするどい...
今まで隠し事がこいつに通用した事がないほど、こういう時の結城は手ごわい。
桃「べべべ別になんもねーよ!?//」
あ、声が裏返った。
結「………ふーん?」
あれ?いつもならこういうのすげー食いついてくるのに…
今日の結城はなんかいつもと違う...
最初のコメントを投稿しよう!