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「風邪治ってよかったね」
「熱が出ただけだから大丈夫」
ゆきはすっかり回復していた
ゆきの心配をしていて
気づいていなかった
さこはあたしを睨んでいた──
「やっと終わったあ!」
「まだ1時間ぢやん」
そんなくだらない話をしていたら
「あみ~」
名前を呼ばれた.
びっくりしてその子のとこに
近づいていくと
何?紙?...手紙?
「はい.さこから」
自分で渡しに来ないなんて
変だと思いながらも
「ありがとう」
──笠原さんへ
うちらのこと友達と
思ってなかったんだね
友達と思ってないなら
わざとらしく仲良くしないで
信じてたのに───さこ
笠原さんまぢ最低
うちら笠原さんのこと
信じてたのに
裏切るとかありえない
その性格どうにかしたほうが
いいんぢやない?─みさき
みさきまで?
そうか.さこが言ったんだ
あたしは涙を溢れるのを
抑えていた
「自分から渡さないなんて珍しいね」
ゆきはのんきにそう言った
話せる状態でないので
ゆきに手紙を差し出した───
「最低ぢやん!まぢ調子のんな」
ゆきはあたしの味方をしてくれた
手紙を書き換えしてやった
──西本さん.深田さんへ──
信じてたのに裏切られたのは
こっちなんですけど
さこが人のこと避けない方が
いいって言ったよね?
あおいと友達ずらするの
やめてよね───
まぢ最低.調子のんな─ゆき
もう仲良く出来ない
2人ともいい人だけど
それまでなんだね───
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