告白-君に届け-

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貴女に出会ったのは、友達のお姉ちゃんで。 当時俺には彼女が居た。 そんな時、彼女が浮気をして、喧嘩になって別れた。 それを何故か貴女に話したんだ。 気付いたら話してた。 貴女は口を挟まず、相槌を打ちながら俺の話しを聞いてくれた。 2年後、貴女は家庭の事情で専業主婦みたいな事をしている。 何でも話せる、一緒に居て楽しかった。 家に行けば絶対に居て、話し相手になってくれる。 そして、いつからか気づいてた。 貴女はあいつが好き。 あいつは貴女がすき。 俺は貴女がすき。 だから貴女しか気付かないアピールをしたかった。 「バイバイ、気をつけて帰るんだよ?」 俺達はバイクで来てる。 帰りは必ず見送ってくれて、手を振りながら言ってくれる。 ブーンとバイクを走らせ、直ぐに後ろを向いて貴女に手を振る。 そして、貴女も俺だけに手を振る。 俺と貴女しか知らない、帰りのやりとり。 俺の想い届けばいいのに。
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