序章 神隠し

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「いや、俺一人で行く。お前やみんなに迷惑はかける訳にはいかない…。」 「疾風、僕だって宏也を助けに行きたいんだ! 君一人だけに責任を抱えさせるワケにはいかない。だから、僕も行く‼」 「……分かった。でも、危険な旅になる…生きて帰ってこれる保証はない。それでもいいのか?」 「何言ってるのさ!? 異世界に行けるなんて、最高の経験じゃないか!一生の中で他人と違う経験ができて、仲間を救いに行く…これだけ理由と目的がはっきりしてるなら行くしかないでしょ!!」 「煌…感謝するよ。ありがとう…」 エミ「(僅か一日で運命を左右する決断をするなんて、なかなかできることじゃないわね…この二人ならもしかして!)」
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